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『やなせたかし展』へ行ってきました

  • 執筆者の写真: 理恵 栂井
    理恵 栂井
  • 8月28日
  • 読了時間: 2分

先日、京都で開催していた『やなせたかし展』へ行ってきました。やなせたかしさんといえば、誰もが知っている『アンパンマン』の生みの親。「手のひらを太陽に」の作詞でも有名です。


展覧会のメインはきっと『アンパンマン』なのだろうなと軽い気持ちで訪れたのですが、内容は大きく違っていました。やなせさんの創作人生を丁寧に、そして驚くほどの量で展示してありました。


とても繊細でカラフル。漫画家、絵本作家、イラストレーター、デザイナーと様々な分野で活躍されていて、編集者としても雑誌を創刊されたり、たくさんの詩を残されたりと、『アンパンマン』の展示にたどり着くまで(アンパンマンコーナーは展示の四分の一くらい)本当に見どころが多くありました。


ちょっと風刺が効いたものや、暗い絵、早世されたご家族への詩などもありましたが、それらすべてに感じたのは「この人は優しい」ということです。


私は創作物は本人とは別だと考えていました。創作はあくまでも創作。想像すればいくらでも違う物が作れます。でもやなせさんの大量の作品を見て、統一性を感じました。ああ、性格や人柄って、作品に出るんだなあと。


私が書いてきた小説にも、意図せず私の性格が現れているかもしれません。全然違うと思っているのですが、何十年後かに読めば、感じ方が違うのかな。


そして『アンパンマン』の絵画が素晴らしい。アニメのセル画ではなく本物の絵です。ちょっとびっくりしました。すごく格好良かった。



今までで一番感銘を受けた展覧会でした。そのうちアンパンマンミュージアム(これこそアンパンマンがメイン?)にも行ってみたいです。

 
 
 

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